■ 椎尾・共生 共生の言葉 ■

椎尾先生提唱の共生

共生(きょうせい)の主張
一、 私共は同信協力を通じて成就(じょうじゅ)衆生(しゅじょう)の大道を辿(たど)らんとするもの、国境も民族も簡(えら)ぶ所はありません。
一、 私共は同事の聖訓を奉じて分担協調の二辺を完(まつた)うせんとするもの、貧富も男女も隔つる所ではありません。
一、 私共は共存の実義を体して共生浄土の成就を念ずるもの、利鈍も
強弱も相ひ携(たずさ)ふる考えです。
一、 私共は無量の光寿に摂(せっ)せられて智目行足の精進を心とするもの、智愚も能不(のうふ)も帰一する積りでする
一、 私共は如来の霊徳に化(くわ)せられて偏狭愚痴怠慢卑幣の打破さるゝことを希念して己(や)みません。
大正十五年一月一日発行/著者・椎尾辨匡/発行所・共生会出版部/4ページから引用
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