■ 第22弾 PCB事故 2012-9-14 and 9-24 ■

第22弾 処理施設排気口から有毒ガス
中日新聞 9-14 朝刊

日本環境安全事業豊田事業所は、2012年9月13日、PCB処理過程で発生する有害物質のベンゼンが施設屋上の排気口から排出した、と発表。
排出濃度は、1立方bあたり50mgを超えたと思われる。
排出時間は、12日午後9時15分ころから発見された13日午前1時ころまで約4時間。
事故原因は、12日ベンゼンを吸着する活性炭を交換。
作業を再開する際に通常は使用していない配管のベンを誤ってあけ、ベンゼンを含んだ排気ガスが活性炭をとおらずに漏れでた、と人為ミスを強調。

疑問点
活性炭を交換、この作業を終了した時間。作業再開時間、これは多分12日午後9時15分だろう。
交換作業終了時間から作業再開するまでの間、作業者の交代があったのかどうか。作業者の交代があったのなら、どのように伝達するようにマニアルが整備されていたのか 、などの説明はない。
作業者の個人的人為ミスではなく、作業システムのミス(即ち、管理者側のミス)ではなかったのか。

掲載者・解説
ド素人のわたしでさえおかしい、と思うのだから専門家がこの発表を知ったなら、疑問点だらけではないだろうか。
同施設敷地は、トヨタ自動車元町工場の東に隣接、トヨタの所有地なので、事故が発生し逢妻男川が汚染されるとトヨタが被る直接・風評被害はきわめて大きい。 それゆえ、トヨタもナーバスになっているに違いない。
そこで、豊田市環境部も、事故を隠蔽させずに公表させているので、事故が全国比で多いように思われている。
それ故、全国各地の同じような施設内でも頻繁に事故が発生していると、疑ってもよい。

2012-9-24
専門家からのメール
豊田PCB処理施設におけるベンゼン漏洩に関する告発

1 排気ベンゼンを浄化する装置の概要
排気ベンゼンは、活性炭により浄化されます。排気ベンゼンの処理は6階で自動的に処理されます。
その後、屋上の排気ベンゼン排出塔から排出されますが、ここにはシールポットという装置が装着されており、万が一6階の装着の操作を間違えてもベンゼンは漏洩しません。 また、シールポットとは、水が充填された装着であり、この水が有る限りは漏洩しないはずです。
しかし、シールポットの水は平成22年11月の改修により自動的に充填される仕組みであり、この時以来屋上の巡回点検は無くなったので、発見された経緯としては、何らかのPCBの漏洩があり、たまたまベンゼンが検出された可能性が高いのです。

2 本件の問題点
ベンゼンを臭気で発見したと、公表されていますが、もし処理施設から出た生のベンゼンを臭気で発見したとすれば、その作業員は健康に異常を来す可能性が高いです。 また、PCBの漏洩について確信は有りませんが、原則としてPCBを直接処理している系統に結びつく装着からの生排気の漏洩は、PCB漏洩事故となりうるのです。 さらに、所内では以前の内部告発の影響で箝口令がしかれています。
これは、操業停止への恐怖から来ていますが、自分達中の人には、今の職場は危険であると断言出来ます。
もし、この施設が今後も存続するならば、豊田は福島に成ります。

HP掲載者から
専門家からのメールがありましたので掲載しました。
説得力のある内容だと思います。日本環境安全事業豊田事業所・豊田市環境部からの回答・反論があってしかるぺ、きです。
このHPの検索数は、「PCB事故」で全国1位です。ということは、世界一ということです。
世界が注目していることをお忘れなく。

「PCB事故」Yahoo!検索トップでヒットしたサイト
PCB事故の記事(リニューアル後のページになります)
「PCB処理工場(トヨタ自動車工場敷地内)・稼動運転中に事故 」

渡久地(Toguchi)政司. PCB処理工場(トヨタ自動車工場敷地内)
・稼動運転中に ... 専門家からのアドバイスを得て、わたしの意見を補強して、3度目のPCB事故が発生しないようにしたい。
... が必要だ。. 万一、プラントが稼動してからPCB事故が発生したら、大変なことになる。
... PCB事故の記事(リニューアル後のページになります)- 2005年11月23

PCB 処理工場(トヨタ自動車工場敷地内)・試運転中に事故
2005-5-18 豊田市細谷町(トヨタ自動車元町工場東側)のトヨタ自動車工場敷地内に建設中のPCB 廃棄物処理施設(施主:日本環境安全事業株式会社/環境庁の外郭会社)で4月25日、稼動 テスト中に事故が発生した、と同社が5月13日、豊田市役所で記者会見して公表した。