■第19弾 PCB事故 2012-1-10 pm8:57 ■

2012-1-10 pm8:57
第19弾 元作業員からのメール

  本日、JESCO豊田事業から1月度の豊田PCB廃棄物処理便りが掲載されました。
 その中で、昨年12月の安全監視委員会の席で、委員から平成28年7月の処理期限に終了するのかとの質問があったと記載しており、JESCOは現在検討中だと回答をしています。  これは、処理期限を超過しての運転業務の継続を示唆しています。
 ただし、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特措法)では、平成28年7月15日までに適正処理を行わず、環境大臣または都道府県知事による改善命令に違反した場合は、3年以下の懲役、1000万円以下の罰金と定めており、これに違反する可能性が高いと判断しています。

 昨年12月24日の事故の件

   現在も、原因は不明なままでありますが、洗浄槽内部のPCB汚染の液体が、槽から排液されない状態で、脱液工程に移行し、洗濯機の脱水機のような状態となり、遠心力により漏洩したと考えられているとの事です。
 つまり、設備が誤作動を起こし漏洩したとの事です。
 原因が不明な状態での、設備の誤作動が発覚した以上、やはりJESCOの施設全体の設計思想上に欠陥があると判断できます。
 また、原因不明という状態が、事故発生後2週間以上も続くということは、
通常の企業では考えられないことであり、一昨年の操業停止以前の隠蔽体質は改善されていないと判断しています。