■第17弾 PCB事故 2011-12-25 ■

v 2011-12-25
第17弾 日本環境安全事業(株)豊田事業所発表 2011-12-24
豊田PCB廃棄処理施設 攪拌洗浄エリアにおける洗浄液の漏洩について
平成23年12月24日午前10時32分ころ、同社豊田PCB廃棄物処理施設の4階にある攪拌洗浄エリアにおいて、洗浄液が遮蔽フード内に約260リットル漏洩しているまを発見した。
PCB濃度 38.2mg/s
漏洩した洗浄液は速やかに回収したのでこれによるPCBの施設外への漏洩や作業員への影響はない。
発生原因は 現在調査中。
今後の対応は、発生原因を調査のうえ対策を講じる。
以上

朝日新聞 三河版 2011-12-25  2段見出し 「PCB廃液また漏出 」
中日新聞 豊田版 2011-12-25  1段見出し 「PCB漏れる 豊田の処理施設 今年3回目」

掲載者 解説
 またまたPCBアクシデント、事故の発生する背景
 1 脆弱な施設・機器。  この施設は操業開始から約10年で廃止となる。故に機械・設備・機器など10年で破棄されることを前提に予算化され設定、設置された。当然のこととして、耐用年数が10年に対応した品質の機材が使用されている。脆弱なもの、と推定できる。1例をあげると、 操業直前の試運転で機器が大規模に破損した(このホームページ第1回で掲載)。にもかかわらず、応急修理で操業にこぎつけた。
 2 ここで働く労働者・作業者の身分。   長期採用者でも10年間。大半が派遣。身分が不安定、劣悪な作業環境、長時間作業、低賃金。作業員に過度な研修と責任を負わす体制。 事故はおこるべきしておきた。この2点の改善がなければ、この事業所の操業は中止すべきだ。

敷地を提供している トヨタ自動車の担当者のみなさん、そう思いませんか。